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知ってる?沖縄の「地下芸人」 4組が魅せる!独自キャラ生かしたネタやユニット芸

沖縄タイムス+プラス / 2024年5月29日 10時0分

集団芸を見せる(左から)山城コンセイソン、ようじ教、クレ、寿パンチ=5月20日、那覇市・ライブハウスOutput

 沖縄の「地下芸人」4組が集まったライブ「地下レボリューション21」が5月20日、那覇市のライブハウスOutputで開催された。一般的に、芸人として活動するには事務所に所属してマネジメントを受けることが多いが、独自の活動を繰り広げる彼らはいわば“お笑いフリーランス”。各芸人のキャラを生かした漫談や一人コントの他、仮装大賞さながらのユニット芸など、自由な発想を前面に出し、沖縄お笑い界の新機軸となる可能性を大いに見せつけた。(文・写真=ライター・長濱良起)

一口メモ:沖縄の地下芸人
 事務所に所属せずに、自主企画イベントを中心に舞台に立つ芸人。県内には20組ほどがいるとされる。主にお笑いコンビ・めたりかのクレが中心となってイベントを企画するなど、2020年ごろから動きを見せている。つながりのある県外の地下芸人をたびたびゲストに招くなど交流も盛んに行っている。

 出演はクレ(めたりか)、ようじ教、山城コンセイソン、寿パンチ(オリジンlil所属)。ゲストMCは、大阪を拠点に活動するコンビ・ヤングの寺田晃弘が務めた。

 前半の一人ネタでは、寿パンチは絶叫ギャグやショートコント、ようじ教はミカンに扮(ふん)したシュール路線漫談、山城コンセイソンは介護現場を舞台にした漫談を披露。クレは、ようじ教を「一人4役の楽器」に見立てたエアー演奏で「余興芸の真骨頂」さながらの新境地を見せた。後半は大道具を駆使したユニット漫才やダンス芸なども披露し、エンタメの引き出しの多さで目を引いた。

 寺田は終始安定感ある進行で、芸歴16年以上の漫才賞レース「THE SECOND2024」 ベスト32に進出した力量を見せつけた。
 

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