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大型無人偵察機の配備や騒音被害の悪化に抗議集会 北谷町の嘉手納基地第1ゲート前、180人参加

沖縄タイムス+プラス / 2024年6月5日 13時5分

プラカードを掲げ、基地負担の軽減を訴える集会参加者=5日、北谷町の米軍嘉手納基地第1ゲート前(竹尾智勇撮影)

 在沖米軍嘉手納基地に大型無人偵察機MQ4Cトライトンが配備され、米軍機による騒音被害が悪化していることなどに抗議する集会が5日午後、沖縄県北谷町の同基地第1ゲート前で開かれた。基地周辺住民ら約180人(主催者発表)が参加し「基地機能強化は許さない」と声を上げた。

 同基地には昨年10月に無人偵察機MQ9(8機)が無期限で配備。同基地に所属するF15戦闘機の退役に伴いF22やF35ステルス戦闘機など主力機も暫定配備され、外来機の飛来で基地周辺の航空機騒音が増している。さらに昨年12月から5カ月連続でパラシュート降下訓練が実施され、県や基地周辺自治体の度重なる抗議にもかかわらず訓練が続いている。

 集会では住民らが「無人偵察機の配備撤回」「これ以上の爆音はイヤ」と書かれたプラカードを掲げ、基地負担の軽減を訴えた。

 主催した第4次嘉手納基地爆音差し止め訴訟原告団の新川秀清団長は「戦後80年近くが経過するが、米軍機による騒音被害やパラシュート降下訓練、無人偵察機の配備など基地負担が増している。日常生活が奪われている」と訴えた。

 最後は参加者が全員で「無人偵察機を撤去せよ」などとシュプレヒコールを上げた。

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