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「しっかり爪痕を残したい」 23歳の平良響、国内最高峰レース・スーパーフォーミュラに参戦 沖縄県勢で初

沖縄タイムス+プラス / 2024年6月16日 9時28分

平良響(提供)

 フォーミュラーカーの国内最高峰レース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に沖縄市出身の平良響(23)=コザ高出、写真=が県勢として初出場する。同大会は22、23の両日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催。初参戦の舞台に「厳しいレースになると思う。最初で最後のチャンスだと思って、しっかり爪痕を残せるよう頑張りたい」と意気込んでいる。

 フォーミュラーカーのレーサーなら誰もが憧れる夢の舞台。レースでは1周3737メートルのコースを51周して着順を競う。平良は、出場予定だったチームメートが欠場するためスポット参戦することになった。

 車輪とドライバーがむき出しの状態の車両を意味するフォーミュラーカー。車両の個体差がほとんどないため、わずかな路面温度の変化もレース展開に大きく影響するため高い運転技術が求められる。

 平良は「自分の強みはすぐにレースに慣れるところ。車の状況をコントロールしてポイントが獲得できる10位以内を目指したい」と力を込める。

 昨年は一つ下のランクである全日本スーパーフォーミュラー・ライツに出場し昨季2位の好成績を残した。大会に向けては「高速でカーブを曲がるなど負担の大きな首へのトレーニングや、シミュレーターを使って本番の戦いへのイメージを膨らませている」と入念に準備を重ねている。(運動部・國吉楓乃)

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