台風で使えなくなった自治会のスピーカー、短期間で予想以上の寄付が集まり完全復旧 スマホからの放送も可能に 沖縄・沖縄市
沖縄タイムス+プラス / 2024年6月23日 13時57分
【沖縄】沖縄市泡瀬第三自治会(仲眞紀子会長)は5月下旬、昨年の台風6号の影響で使用できなくなっていた放送用のスピーカー8基を、地域住民や地域にゆかりのある企業の寄付金で完全復旧させた。(翁長良勝通信員)
地域内には、沖縄市の防災無線スピーカーが別に4基ある。4月3日に津波警報が出た際は自治会のスピーカーは使えず、同市のスピーカーから避難指示が放送された。仲眞会長は「市の放送は全市同一のもの。自治会が設定している避難場所への誘導ができず、もどかしい思いをした」と振り返る。
津波警報から数日後、地域住民から仲眞会長に「自治会の放送でも避難を呼びかけてほしい」と多くの声が寄せられたという。
平常時の行事案内でも市の設備を借りたり、軽トラックを広報車にして地域を回ったりしなくてはならず、不自由を感じていた。
整備には多額の費用がかかることから役員会を開くと、「たいへん重要なこと。住民や企業から寄付を募り、できるだけ早くリニューアルしよう」との意見が出た。
自治会だよりで告知したところ、泡瀬の出身者が経営している事務用品販売の文正堂(北谷町)や泡瀬復興期成会第3支部をはじめ、多くの住民から短期間で予想を上回る寄付金が集まったという。
新たに導入した機器はスマートフォンからでも放送できるようになった。仲眞会長は「寄付金が早く集まり、感動した。新しい機器で行事案内や安全・安心の情報をよりこまめに伝えることができる」と感謝した。余剰分の資金は公民館内の音響設備の整備に充てることにしている。
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