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ラーメン一筋の技術を生かした沖縄そば 秘策で編み出したハイビスカス麺 店はおしゃれなカフェのよう

沖縄タイムス+プラス / 2024年6月28日 8時51分

ソーキと三枚肉、てびちが全部のった「肉盛そば」(右)。ピンクの皮が印象的な焼きギョーザ(奥)やジューシーも人気

[胃心地いいね](783)沖縄そば専門店「白虎(びゃっこ)-外伝(がいでん)-」浦添市港川2-10-8

 味わい深い魚介ベースのスープに絡む、こしのある自家製麺がたまらない。食べ始めて間もなくすると、ピンク色の麺がひょっこり顔を出したので、思わずにやけてしまった。

 「ハイビスカスパウダーを練り込んでるんですよ。ちょっとは沖縄らしいでしょ」。そう気さくに語るのは店主の新垣正明さん(48)。もともと那覇市首里石嶺でラーメン屋「麺屋 白虎」を15年余り営んだが、昨年8月の移転オープンに伴う「新たな挑戦」で、沖縄そば専門店に転身した。

 こだわりの麺は4種の小麦粉で練り上げ、ハイビスカス麺は配合を工夫した独自の秘策で生んだ労作だ。だしは、カツオやサバなどをふんだんに使った魚介スープに豚骨スープをブレンド。じっくり熱を通して味を染み込ませるソーキや三枚肉などもうまい。

 独学と実践の積み重ねで培ったラーメン一筋の知識と技術が、沖縄そばでも随所に生きる。アレンジは重ねても「あまり奇をてらったことはしたくない」と、基本は崩さずにいる。

 一番人気の「ソーキそば」(950円)や「てびちそば」(同)の他、三枚肉含めて全部のせた「肉盛そば」(1100円)もお薦め。ラーメン屋時代に根強いファンがいた「辛味噌(からみそ)らーめん」の自家製辛味噌を生かした「辛モツそば」(850円)、「梅そば」(900円)などもリピーターを引きつける。

 どのメニューも100円追加でジューシーか杏仁(あんにん)豆腐のセットにでき、240円を追加すれば見た目にもうれしい焼きギョーザに、350円プラスならぜんざいセットにもできる。替え玉(150円)まである。

 ピンクと白を基調とした店内は、おしゃれなカフェを思わせる。が、沖縄そば専門店に見られないことは心配だとか。「最後に一回言っていいですか? ちゃんとした沖縄そば作ってますよって」。そう笑った。

(浦添西原担当・新垣玲央)=毎週金曜日掲載

 【お店データ】営業時間は午前11時~午後4時(ラストオーダーは午後3時半)。17席。水曜と木曜は定休日。駐車場5台。

 

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