朗読劇「演じる姿見て」 県出身俳優の津嘉山正種さん、母校の那覇商業高校に招待券

母校の生徒代表にチケットの目録を手渡す津嘉山正種さん（左から3人目）＝3日、県立那覇商業高校

　沖縄県出身俳優の津嘉山正種さんは3日、母校の那覇商業高校を訪ね、5～7日に那覇市のタイムスホールで公演する朗読劇「10カウント　ある老ボクサーの夢」（主催・劇団青年座、沖縄タイムス社）の招待券を贈った。

　同校9期生で演劇部出身の津嘉山さん。当時の生徒会長を務め、女子生徒の夏の制服デザインを生徒会で取り組んだエピソードも明かした。作品について「『人の心はどうあるべきか』を考え直してもらえる」と紹介。後輩たちに「精いっぱい努力し、演じる姿を見てほしい」と語った。

　現在の生徒会長の島袋恋さん（3年）は「沖縄への思いや朗読に対する気持ちを理解して、これからにつなげていけるよう楽しんで観劇したい」と感謝した。

　開演は5日が午後7時、6、7日は午後2時。3公演いずれも1時間前に開場する。料金は前売り4500円、当日5千円。問い合わせは沖縄タイムス社事業局文化事業部、電話[phone]。（社会部・新垣亮）