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地元中学生の絵をあしらったストリートピアノ、観光施設に設置 「友だちとジブリの曲弾きたい」八重瀬町

沖縄タイムス+プラス / 2024年7月10日 16時20分

 【八重瀬】音楽あふれる明るい街を目指そうと、八重瀬町商工会女性部は同町具志頭の「南の駅やえせ」にストリートピアノを設置した。5日には、ピアノに絵を描いた同町立具志頭中学校の生徒や関係者が集まってセレモニーを開き、館内に美しい音色を響かせた。

 コロナ禍で交流が減った子どもたちに輝く場と思い出を提供しようと、ピアノ・声楽講師で同女性部の島袋恵副部長が発案。部会員で「パンとケーキのお店デゼレト」の新垣冬美さんが自宅のピアノを寄贈した。

 具志頭中の生徒に「ピアノを飾る八重瀬町の魅力を描いた絵」を募集し、海と花々、トビウオ、フクギ並木の絵が集まった。町内の「糸工房」が絵をラッピング加工し、カラフルなピアノが完成した。

 セレモニー後は中学生が具志頭中校歌、島袋副部長が民謡「汗水節」のアレンジ曲を披露。ピアノを提供した新垣さんは「娘3人が弾いていたが、今は誰も触らなくなったピアノ。きれいに生まれ変わって感無量」と喜び、同校3年の大泊千穂さんは「友達と遊びに来てジブリの曲とか弾きたい」と目を輝かせた。ピアノは今後、利用方法を定め、一般に開放する。(南部報道部・新崎哲史)

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