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さあ走ろう、南部路42.195キロ NAHAマラソン 12月1日午前9時スタート【コースマップあり】

沖縄タイムス+プラス / 2024年7月11日 12時2分

国際通りを埋め尽くすジョガーの波=2023年12月3日、那覇市牧志

[第38回 NAHAマラソン]

 太陽と海とジョガーの祭典「第38回NAHAマラソン」の出場受け付けが1日から始まっている。大会は12月1日午前9時、国道58号明治橋交差点前をスタート。那覇市、南風原町、八重瀬町、糸満市、豊見城市の5市町にわたる42.195キロを駆け抜け、ゴールの那覇市奥武山陸上競技場を目指す。申し込みは先着順で、定員3万人に達し次第締め切る。(社会部・末吉未空)

 

応募7月31日まで、先着順 3万人に達し次第締め切り

 国内有数の市民マラソンに成長したNAHAマラソンは、那覇市と米ハワイ州ホノルル市の姉妹都市締結25周年を記念して1985年に開始。参加するのは、マラソンに初めて挑戦するジョガーや自己新記録の更新に挑む市民ランナー、趣向を凝らした仮装で出場して大会を盛り上げる人などさまざま。世代や国籍を超えた大勢の参加者が、平和のシンボルである万国津梁(ばんこくしんりょう)之鐘の音とともに一斉に走り出す。昨年大会は2万1144人が出場し、1万3717人が完走した。完走率は72.68%だった。

 琉球銀行の本店や各支店での申し込みは12日まで。インターネットと電話は31日まで。インターネットはこちら(https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/96023)から、電話は0570(039)846。問い合わせはNAHAマラソン事務局、電話098(862)9902。

トップ選手も期待

走る達成感味わいたい 前回県勢女子1位の安里真梨子さん

 前回大会で県勢女子1位に輝いた安里真梨子さん(36)=豊見城市=は「今年も走り切った後の達成感を味わいたい」と開催を心待ちにしている。

 高校の駅伝部以来、走ることに熱中している。「頑張った分だけ目に見える結果が出るのがマラソンの魅力」と話す。現在は仕事と子育ての合間を縫って、週5~6日練習に励む日々だ。

 以前、NAHAマラソンで糸満市の平和祈念公園内を通った際に「今、何事もなく平和に走れていてありがたい」と感じた。本番に向けた練習でひめゆりの塔前を走った際も、観光客の姿に平和をかみしめたという。

 終盤の豊見城市では、祖母や中学の同級生が沿道で応援してくれる。「疲れていても地元を走るとなんだか力が出てくる。今年も元気に走る姿を見てもらいたい」と力を込めた。

 昨年は完走した自分へのご褒美としてすしを食べた。ことしは何にしようか悩んだが結論が出ず、「走りながら考えます」とはにかんだ。

僕の活躍で盛り上げる 前回県勢男子1位の宮城響さん

 「NAHAマラソンほど地元の人から応援される大会はない」と話すのは、ことしで出場3回目となる宮城響さん(25)=名護市。本部町立本部小学校6年生の担任で、教員として働きながら毎日25キロを走り込んでいる。

 昨年のレースは県勢男子で1位だったが、総合順位は4位にとどまり悔しい思いをした。「勝つことを意識し過ぎて自分の走りを忘れていた」と振り返る。

 厳しい暑さや起伏のあるコースに心が折れそうになった時、沿道の熱い声援に救われてきた。放課後、運動場に顔を出すと「響先生!」とあちらこちらから呼ばれ「次は勝ってね」と励まされる。

 今年は県勢、総合共に1位を目指し「県民である僕が活躍することで大会を盛り上げたい」と意気込む。

 マラソンの魅力は「走る中で自らと向き合い対話できること」と語る。「楽しむ心を忘れず、子どもたちに挑戦し続けるかっこいい姿を見せたい」と力を込めた。

全参加者を撮影 公式サイトで閲覧無料

希望者に販売 昨年大会も

 沖縄タイムス社は第38回NAHAマラソンで、参加者の写真を撮影・販売する。大会当日から沖縄タイムス公式サイトの「写真パラダイス」で順次公開する。閲覧は無料で、希望者には有償で提供する(写っている本人か家族など関係者に限定)。

 また、サイトでは昨年の第37回大会の写真をことし12月末まで販売している。写真はゼッケンで検索が可能。ダウンロードまたはプリントを選択し、クレジットカードかコンビニエンスストアで料金を支払う。

 問い合わせは沖縄タイムス社デジタル編集部、電話098(860)3582。

前回大会の写真サイトはこちら(https://okinawa.epitas.com/events/2404/landing_pages/414)から

出場者の話題募集 初挑戦・3世代など

 沖縄タイムスは、第38回NAHAマラソンに出場する皆さんのさまざまな話題を募集します。

 「○○の思いを胸に初挑戦」「親子3世代、一家総出で参加」「完走したらプロポーズ」「○○の記念」などの心温まるチャレンジやユニークな話題を募っています。寄せられた情報を基に、記者が取材に伺う場合もあります。

 宛先はNAHAマラソン事務局、電子メールepisode@naha-marathon.jpに名前、電話番号、話題の内容をお送りください。または(https://mail-to.link/m9/2d6u0b6)からエピソードの投稿をお願いします。

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