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廃棄されていたおからを猫砂に再生 工場が完成 アース・ペット社、年間30万袋を製造予定

沖縄タイムス+プラス / 2024年7月12日 8時29分

アース・ペット沖縄工場の竣工を祝う関係者=11日、西原町小那覇

 豆腐の生産工程で生じるおからを原材料に、ペット用品の猫砂を製造するアース・ペット(東京都、長田俊之社長)の沖縄工場が11日、西原町に完成した。12日から稼働し、年間生産量は約30万袋(1袋6リットル入り)を予定している。

 製品名は「おからの猫砂 Oh!カラッさー」で価格は598円(税別)。猫用のトイレに敷いて水分を吸収させる。おからは、金秀商事とまえさとの2社から1日約9トン(乾燥後は約3トン)を仕入れる。これまで2社が年間に廃棄していた2400トン全量を受け入れる予定。工場の敷地面積は約420平方メートル、金秀商事が所有する建物を借りて改装した。工場長含め従業員は5人。

 竣工(しゅんこう)式で長田社長は「おからの再生事業に企画から2年かかった。今後も廃棄物から新しい商品を作りだしたい」と意欲を見せた。

 販売は10月予定だが、生産状況に応じて9月前倒しも見込む。

(政経部・村井規儀)

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