全国で唯一 午前9時半始業の沖縄県警 午前8時半に1時間前倒し 8月11日から11月2日まで試験運用 職員のワークライフバランスに配慮

（資料写真）沖縄県警察本部

　沖縄県警は8月11日～11月2日までの約3カ月間、始業時間を現行の午前9時半から、午前8時半に変更する。他の官公庁の窓口業務は午前8時半開始が一般的なことや、職員のワークライフバランスの充実を図ることなどが目的。県警警務課によると、試験的な運用だが、職員から好評なら継続する。実現すれば1975年以来続く業務態勢が変わることになる。

　現行の勤務時間は午前9時半から午後6時15分までだが、試験運用期間中は午前8時半から午後5時15分までとなる。

　これに伴い、各警察署の窓口の受付時間も1時間早まる。生活安全課や地域課、交通課は午後4時まで、拾得物を扱う会計課は午後5時15分まで（拾得物の返還や交付は午後4時まで）。事件や事故は、従来通り24時間対応する。

　警務課によると、72年の県警発足時の始業時間は午前8時半だったが、職員アンケートを踏まえ、75年5月から午前9時半に変更。2015年8月の1カ月間、毎週水曜日だけ午前8時半にしたこともあった。午前9時半始業の警察は全国でも唯一という。