1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

琉球瓦、文化財保存技術に 八幡昇さんと琉球瓦葺技術保存会 文化審議会が答申

沖縄タイムス+プラス / 2024年7月19日 17時0分

選定保存技術「屋根瓦製作」の保持者に認定された八幡昇さん=与那原町・八幡瓦工場

 文化審議会は19日、文化財の保存修理に欠かせない技術の継承を国が支援する選定保存技術の保持者・保存団体に、沖縄県内から「屋根瓦製作(琉球瓦)」の八幡昇さん(74)=与那原町=と、「屋根瓦がわら葺ぶき(琉球瓦葺)」の琉球瓦葺技術保存会(田端忠代表)=八重瀬町=を認定するよう文部科学相に答申した。答申通り認定される見通し。

 保存会の母体や八幡さんが代表理事を務める県赤瓦事業協同組合は、2019年に火災で焼失した首里城正殿の再建にも携わっている。

 琉球瓦は赤色が特徴で、手作業で製作する。沖縄では瓦ぶきの建物と職人が減少し「技術が途絶えかけている」として、早急に保護を図る。いずれも琉球文化に伝わる独自の技術で、八幡さんや保存会はそれぞれの技術に精通し、後進の指導や育成にも尽力していることが評価された。

 玉城デニー知事は「沖縄の伝統文化の独自性が評価され、県民に大きな誇りと自信を与える。首里城再建にも大きな弾みとなる」とのコメントを出した。

 県内の選定保存技術の認定は2009年の「組踊道具・衣裳製作修理」以来。指定解除を除き今回の認定で2人と4団体となった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください