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開校3年のエナジック、甲子園まで「あと一歩だった」 高校野球沖縄大会の決勝 名護市瀬嵩のエナジック寮でパブリックビューイング 「瀬嵩から甲子園出場を」合言葉に声援

沖縄タイムス+プラス / 2024年7月22日 5時50分

エナジックの学校寮で行われたパブリックビューイングで、惜敗した選手たちの健闘をたたえる地元の人たち=21日、名護市瀬嵩

 【名護】「瀬嵩から甲子園出場を」-。エナジックは県高校野球決勝の21日、名護市瀬嵩にある同校の寮の食堂で決勝戦のパブリックビューイング(PV)を開き、集まった地元の人たち十数人が固唾(かたず)をのんで試合経過を見守り声援を送った。

 前半は3点リードされ住民たちも浮かない表情だったが、七回に足も絡めた攻撃で一気に同点に追い付くと会場はパーランクーをたたき踊り出す 人も出る大盛り上がり。勝ち越すことはできなかったが、人々は選手らの健闘に惜しみない拍手を送った。

 「いい試合だった」と振り返った小橋川喜雄さん(70)は「延長になり福本琉依投手は少し投げ急いだかもしれないがそれも含め次につながる」と話した。

 同校野球部が練習するグラウンドのそばに住み選手らの成長を見つめてきた瀬嵩区長の西平伸さん(66)は「ゼロからスタートし開校3年でよくここまでたどり着いた。あと一歩だったが大きな成果だ」と快挙をたたえた。(北部報道部・前田高敬)

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