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優しい味わいのカレー 決め手はブランドパイン 沖縄の本部高校生が「もとぶかりゆしゴールド」PRで開発 美ら海水族館で2カ月間提供

沖縄タイムス+プラス / 2024年7月23日 9時30分

本部町産パインを使ったカレーを開発した本部高校「夢実現武」の生徒ら=19日、同町役場

 本部高校(沖縄県本部町)の生徒らが19日、本部町役場で会見を開き、町産のパインを使って沖縄美ら島財団などと開発した「本部産パインカレー」を発表した。同校の魅力発信に取り組むサークル「夢実現武」の生徒ら16人が、町産のブランドパイン「もとぶかりゆしゴールド」をPRしようと発案。アイデア班やプレゼン班、財団側が試作したカレーを試食して改良していく班などに分かれ、同日の発表まで生徒が自ら役割を担った。

 カレーはパインの風味を強くして、子どもでも食べられる優しい味わいにした。ルーのとろみや辛さを調整し、タイ米を使うなど生徒たちで意見を出し合った。パインの葉っぱを模した容器をご飯の上に置き、食べる直前に葉っぱを外すとルーが流れるようにするなど工夫した。

 美ら海水族館のレストラン「イノー」のビュッフェで8月から2カ月間提供される。20日に町内で開かれた本部海洋まつりでも振る舞われた。

 夢実現武リーダーで2年生の平良夏輝さんは、葉っぱの仕掛けについて「SNSで若者が取り上げたくなるようなユーモアのあるカレーを目指した」とし、チームで発表までやり切ったことを喜んだ。

 町教育委員会の喜納すえ子教育長は「若者の皆さんの発想やアイデアを生かして本部町や自分のために頑張ってほしい」とエールを送った。(北部報道部・松田駿太)

 

本部町産パインを使ったカレーを開発した本部高校「夢実現武」の生徒ら=19日、同町役場

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