大型で強い台風3号：八重山地方、非常に激しい雨が続く 沖縄気象台が土砂災害など警戒呼びかけ【25日午前3時現在】

25日午前3時の台風3号の進路予想図（気象庁のHPから）

　大型で強い台風3号は25日午前3時現在、台湾にあって、1時間に約15キロの速さで西北西へ進んでいる。

　八重山地方では、大気の状態が非常に不安定になっており、非常に激しい雨が続いている。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や洪水の危険度が高まっている河川があり、沖縄気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒を呼びかけている。

　石垣島地方に大雨警報(土砂災害、浸水害)・洪水警報・波浪警報、与那国島地方に波浪警報、宮古島地方と本島中南部、久米島地方に波浪警報が出されている。

　降り始め（23日午前0時）から25日午前5時までの降水量は竹富町上原で256.0ミリ（欠測値を含む）、石垣市川平233.0ミリ、石垣市登野城204.5ミリ、与那国町祖納193.0ミリ、与那国空港183.5ミリとなっている。

　25日午前6時からの24時間降水量は多い所で、八重山地方200ミリ、沖縄本島地方150ミリ、宮古島地方100ミリと予想されている。

　25日午前3時現在、台風3号の中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートル。中心の南側165キロ以内と北側130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。強い勢力を維持しながら北西へ進み、25日夜には中国大陸へ進む見込み。