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ブレイキン全国大会で優勝と準優勝! 前原高校の1年生「次は世界を目指す」 沖縄・うるま市

沖縄タイムス+プラス / 2024年7月27日 12時43分

3月に開かれた「JAPAN BREAKIN’ CUP 2023」でブレイキンを披露する上間琉夢さん(提供)

 【うるま】うるま市にある前原高校1年の上間琉夢(りむ)さん(15)が、ことし開かれたブレイクダンス(ブレイキン)の二つの全国大会で優勝と準優勝を果たした。パリ五輪で初採用され、注目を集めるブレイキン。上間さんは「次は世界を目指す」と意気込んでいる。(中部報道部・又吉朝香)

 上間さんは、2月に開かれたブレイキンの本場大阪で15年続く老舗の大会「フルスロット グランドチャンピオンシップ」に男女混合のルーキー部門に出場し、優勝した。

 3月に出場した日本ブレイクダンス青少年育成協会主催の国内最大規模大会「JAPAN BREAKIN’ CUP 2023」女子中学生部門では準優勝だった。

 上間さんは「支えてくれる家族に結果で返したいという思いがあった。大会では音楽に乗って楽しみながら自分を表現できた」と2大会を振り返った。

 ダンスを始めたのは6歳の頃。最初の6年間はヒップホップダンスをしていたが、ブレイキンの練習を見て「面白そう」と興味を持ち転向した。現在は週2回、読谷村にあるダンススタジオ「One Drop B」で練習を重ねている。週に1回、子どもたちへの指導も行っている。

 指導者で日本ブレイクダンス青少年育成協会の石岡大河県部長は「持ち前の運動能力を生かした男子顔負けの力強いダンスが武器。ストイックで負けん気が強い。今後はさらに活躍するだろう」と期待する。

 上間さんは6月27日、同市役所に中村正人市長を訪ね、全国大会での優勝・準優勝を報告した。

 中村市長は「おめでとう。ブレイキンはパリ五輪の競技種目になり注目が高まっている。けがに気を付けながら頑張って」と激励。

 嘉手苅弘美教育長は「県外の大会に出場する子どもたちを支援する『トップアスリート奨励金』を準備している。全国に飛び立つ子どもたちは希望の星。頑張って」とエールを送った。

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