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沖縄・北中城村と福島・玉川村、中学生同士が交流深める 村の特色や歴史文化を紹介「いつか行きたい」 

沖縄タイムス+プラス / 2024年7月31日 14時37分

グループに分かれて名刺交換し、交流する北中城中と玉川中の生徒=25日、北中城村総合社会福祉センター

 【北中城】福島県玉川村立玉川中学校2年生56人と引率の教諭6人、須釜泰一村長らが25日、北中城村を訪れ、村総合社会福祉センターで同村立北中城中学校2年生45人と交流した。(翁長良勝通信員)

 両村の交流は、2011年の東日本大震災で北中城村のボランティアグループYORISOI隊(大城健隊長)が同県に赴き、炊き出しなどをしたことがきっかけ。玉川村の中学生が北中城村を訪れるのは3回目となる。

 北中城村の比嘉孝則村長はアーサまんじゅうやちんすこう、玉川村の須釜村長は果物のサルナシのジュースとそれぞれ特産品を贈り合った。引き続き玉川中の代表が地元の地理、歴史、文化、芸能などをスライドで紹介。北中城中の生徒は3人1組になり、村の産業、歴史、文化などを紹介した。

 両村の生徒は当初緊張気味だったが、互いの学校の様子、村の歴史・文化などを紹介し始めると和やかな雰囲気になり、話も弾んだ。

 その後グループに分かれ名刺交換し、互いの学校の様子などを語り交流を深めた。

 一行は交流会後、中城城跡を見学する予定だったが、あいにくの雨で中止になった。

 北中城中の金城心羽さんは「台風で交流会が延期にならないか気になっていた。玉川村のことを知ることができた。いつかは行きたいと思う」、玉川中の首藤果凛さんは「地元の人は台風の後で涼しいと言うが、私たちには蒸し暑い。気候の違いが分かる」と感想を述べた。

 玉川村の一行は24日から2泊3日の日程で滞在した。初日は糸満市を訪れ、県平和祈念資料館で沖縄戦について学びを深め、ひめゆりの塔では祈りをささげ、献花した。

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