北大東村伝統の大東太鼓 8月に東京で演奏 継承会の子どもたち、練習に熱 「全身でたたく姿を見て」
沖縄タイムス+プラス / 2024年7月31日 16時23分
【北大東】北大東村伝統の大東太鼓の継承を担う「大東太鼓北曙(ほくしょ)会」(大城勝彦会長)のメンバー14人が8月6日、東京都稲城市を中心に活動する和太鼓集団「鼓遊(こゆう)」を初めて訪れ、互いの演奏を披露し合う。北曙会は北大東小の1年から同中3年までの34人が所属し、子どもたちは「全身を使って太鼓をたたく姿を見てもらいたい」と意気込んでいる。(南部報道部・国吉聡志)
北曙会はこれまで、演奏技術の向上を目的に県外の和太鼓集団と交流しており、東京から年に数回来島し同会を15年以上指導する和太鼓奏者の田代誠さん(44)の仲介で「鼓遊」への訪問が実現した。
大東太鼓は八丈太鼓を起源とする。八丈太鼓は、八丈島から南北大東島に渡った開拓者が伝え、昔から祭りの余興として親しまれてきた。戦後、打ち手が少なくなったため、北大東村では1995年に村文化協会が立ち上がった。2002年には大東太鼓愛好会が結成され、05年に北曙会となった。
今回の交流を前にした今月半ばには、田代さんが身ぶりを交えて子どもたちを指導。バチの持ち方や、太鼓をたたく際の体や顔の向きを教えた。田代さんは「若いうちに知らない土地や文化を持つ人と交流すれば世界観が広がり、積極的になる。東京では多くを学んでほしい」と激励した。
北大東小6年の大城陽琥(はるく)さん(12)は、北曙会に入って7年目。「ダイナミックな演奏に見えるよう、大きく動きたい。緊張しないように練習を重ねたい」と語った。
息子と娘が参加する糸数香織さん(40)は「太鼓をたたき始めてから、忍耐力や集中力が付いたと思う。交流を通して太鼓をたたく楽しさを再認識してもらえれば」と期待していた。
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