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グッチの人気バンブーバッグを彩る琉球漆芸 日本上陸から60年を記念し伝統工芸とコラボ 試行錯誤を重ねた渡慶次愛さんの10作品 銀座であす2日から展示

沖縄タイムス+プラス / 2024年8月1日 6時28分

琉球漆芸の技術で、GUCCIの人気商品バンブーバッグに新たな価値観を創出した渡慶次愛さん=31日、東京銀座のグッチ銀座ギャラリー

 【東京】高級ファッションブランドのGUCCI(グッチ)が日本上陸60周年を記念して、日本の伝統工芸や現代アートとコラボした企画「グッチバンブー1947」で、漆芸家の渡慶次愛さん=名護市=が、琉球漆芸の漆塗りで人気商品「バンブーバッグ」のデザインをコラボした。渡慶次さんは「歴史あるブランドとのコラボをきっかけに、多くの方が琉球漆芸に興味を持ってもらい、とてもうれしい」と話した。(東京報道部・照屋剛志)

 企画では渡慶次さんのほか、彫金家で人間国宝の桂盛仁さんら国内で活躍する作家6組が、バンブーバッグのビンテージ品にそれぞれの技術を施し、新たな価値を生み出している。31日、東京・銀座のグッチ銀座ギャラリーでマスコミに公開された。

 渡慶次さんは、名護市で工房「木漆工とけし」を夫の弘幸さんと営んでいる。「革に漆を塗るのは初めてで、試行錯誤を繰り返し、技術を確立していった」といい、半年かけて10作品を完成させた。漆器のように漆を革に塗ると、固まって使ううちに割れてしまうため、塗りの厚さや、漆の調合にこだわったという。

 金箔(きんぱく)を使う箔絵や、塗った層のつながりを出すはけ目塗りなどの技法で、落ち着いた華やかさを表現。琉球漆器の特徴的な朱色も大胆に使った作品もあり、来場者を楽しませていた。

 渡慶次さんは「魅力あるバンブーバッグに、漆の色合いや光沢をどう生かすかを考え、制作した」と説明した。

 コラボした作品は、企画展「Bamboo 1947: Then and Now バンブーが出会う日本の工芸と現代アート」としてグッチ銀座ギャラリーで2日から9月23日まで展示する。

 

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