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那覇市「とまりん」に新ホテル サウスゲートホテル沖縄が2025年末オープン 沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ撤退から4年 泊ふ頭ターミナル

沖縄タイムス+プラス / 2024年8月8日 5時40分

サウスゲートホテル沖縄のチャペルのイメージ(提供)

 泊ふ頭の旅客ターミナルビル「とまりん」(那覇市)内に2025年末、新ホテル「サウスゲートホテル沖縄」がオープンする。21年10月に県内大手の「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」が撤退してから約4年。インバウンド(訪日客)が急回復する中、海の玄関口のホテル事業がようやく再開する。(政経部・大川藍)

 運営するのは国内外でホテル・レストラン事業を手がけるプラン・ドゥ・シー(東京都)。県内ではサウスウエストグランドホテル(那覇市)に続き2店舗目の展開となる。空港からの立地の良さや、離島への移動のしやすさなど泊ふ頭の利便性の良さを評価し、開業を決めた。

 新ホテルはとまりんの6~15階にオープンする。ツイン、トリプルをメインに、客室217室を備える。結婚式や国際会議ができ、最大400人を収容できるバンケットなど四つの宴会場を整備する。内装のリニューアル工事は秋ごろの着工を予定している。

 宇野彰洋支配人は「那覇のシンボルの一つであるとまりんがまた人々が行き交う活気ある場所になれば、沖縄や那覇の魅力が増す」と開業の意義を強調。ビルを経営する第三セクターの泊ふ頭開発(那覇市)は「離島の玄関口として観光客の利用も多く、ホテルの再開は離島の活性化につながる」と期待を込めた。

 とまりんのホテル事業は、1995年の開業当初からかりゆしが担っていたが、コロナ禍での経営状況の悪化や賃料の増額を理由に閉館し、21年から空き店舗の状態が続いていた。

 泊ふ頭開発とかりゆしの間では敷金の返還やホテル内設備の所有権を巡る裁判が係争中。泊ふ頭はホテルの開業に影響はないとしている。

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