｢平和の武｣発信 沖縄空手少年少女世界大会が開幕 17カ国420人が参加 8日から5日間

開会式で迫力ある演武を披露する子どもたち＝8日、沖縄県宜野湾市・コンベンションセンター（喜屋武綾菜撮影）

　沖縄の伝統空手・古武道の型を競う「第2回沖縄空手少年少女世界大会」（主催・同実行委員会、県、沖縄伝統空手道振興会）が8日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。世界17カ国・地域から集結した420人の選手が5日間の大会期間中、競技大会やセミナーを通じて沖縄空手の神髄に触れ「平和の武」を世界に発信する。

　開会式で道着に身を包んだ各国の選手らは、自国の名前が読み上げられると立ち上がって手を振ったり国旗を掲げたりして会場の大きな拍手に応えた。

　インドから参加したアドヴィッタ・ヴィピンさんは初来沖。「沖縄で演武できることが本当にうれしい。本戦まで残りたい」と語った。

　大会期間は8~12日の5日間。「首里・泊手系」「那覇手系」「上地流系」「古武道（棒）」の4部門に県外や海外を含む6～14歳の420人が出場し、予選を勝ち抜いた203人が本大会へ進む。(社会部・垣花きらら）