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ウミカジテラスを拡張・富裕層向けのビラを建設 瀬長島への来客1千万人を目指し10年計画 沖縄・豊見城市とリゾーツ琉球が覚書

沖縄タイムス+プラス / 2024年8月9日 8時7分

アネックス棟のイメージ図。中央部右側の手前と奥にある2棟の建物がアネックス棟(提供)

 沖縄県豊見城市と、琉球温泉瀬長島ホテルや瀬長島ウミカジテラスを運営するリゾーツ琉球(同市、兼城賢成社長)は8日、瀬長島の発展をより一層強化していく方向で合意し、覚書を締結した。約10年をかけて開発を進め、来島客を現在の年間約300万人から1千万人に増やすよう取り組む。

 「瀬長島開発計画に係る第2期整備計画のための覚書」は、市の公共財産の有効活用と地域の発展、温泉リゾートの整備促進を目的とする。開発面積は約13万平方メートル。

 計画では、地上9階建ての瀬長島ホテルの「アネックス棟」を建設する。客室117室で約500人収容。屋上に長さ100メートルと国内最大級で隣の建物につながるシースループールを備える。温泉、レジャー施設も整備する。早ければ2027年12月に開業予定。総事業費は約100億円を見込む。

 ウミカジテラスの拡張と増床も計画している。現在48店舗あるが、100~120店舗に増やす計画。さらに、東側の林間施設に富裕層向けのビラを建設、マリンアクティビティができる環境づくりにも取り組むという。

 締結式で豊見城市の徳元次人市長は「大型プールや温泉など観光客だけでなく市民や県民も楽しめる」と期待を寄せた。

 兼城社長はコロナ禍の時期など地元に支えられてきたホテルと説明。「皆さんに喜んでもらえるよう開発に努める」と意気込んだ。

(政経部・金城紅映)

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