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胃袋にも財布にも優しい480円ランチ ラジオ局が作る日替わりメニューは160種

沖縄タイムス+プラス / 2024年8月9日 8時47分

7日の日替わりランチ「鶏肉と大根の煮物 イカと野菜マリネ添え」(下)と四川風マーボー豆腐・大(左上)、ゆしどうふ・小

[胃心地いいね](789)ラ・マジュン 豊見城市宜保1-1-1 電話080(8456)4801

 コミュニティーラジオ局が提供するワンコインランチが、来店者の胃袋を優しく満たす。

 豊見城市役所1階にある売店「ラ・マジュン」は、FMとよみ(安慶名雅明代表)のスタジオ兼事務所も併設。防災に力を入れる同局が災害時の情報発信に市との連携が必要と訴え、売店経営を条件に事務所併設がかなった。ただ、売店の売り上げだけでは運営は赤字。それならと、料理を得意とする安慶名代表が2022年秋から一律480円のランチを始めた。

 日替わりメニューは160種を越え、中でも人気は毎週金曜日に提供する3種のカレーだ。安慶名代表が通い詰めた東京都新宿区のカレーの名店からレシピを受け継いだ。ターメリックやコリアンダーなど複数のスパイスに野菜くずのだしを合わせたベースに、複数の市販ルーをミックスさせた「甘口」「中辛」と、ペーストで仕上げた「グリーンカレー」を用意。2種を半分ずつ入れた「ハーフ&ハーフ」も人気だ。

 他にもトマトパスタや北海道から取り寄せたソースで作る十勝豚丼、チンジャオロースなども好評。ランチとは別に市内の老舗・比嘉とうふ店の豆腐を使った「ゆしどうふ」(大230円、小130円)、しびれる辛さがくせになる「四川風マーボー豆腐」(大360円、小220円)は毎日提供している。

 昨年5月には大人が食費を負担し、子どもが無料で食べられる「こども未来チケット」を開始。売店横は防災時には避難所となり避難者に温かい料理が提供できるなど、多くの市民の安心安全を提供する店になっている。安慶名代表は「受け入れてくれた市や、子ども食堂を支援してくれる企業や市民に感謝。恩返しができる店にしたい」とほほ笑んだ。(南部報道部・新崎哲史)

=金曜日掲載

 【お店データ】営業日は豊見城市役所が開庁する平日。時間は午前9時から午後6時まで。ランチのほか弁当やパンも提供。

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