気になるコストコの品ぞろえ、売れ筋の商品は 24日南城市にオープン【8月10日～16日タイムス＋プラスから】

 

　「コストコ沖縄南城倉庫店」が8月24日にオープンします。今週は報道関係者向けの内覧会がありました。米国系会員制スーパーで、1999年の日本上陸から今年で四半世紀。南城倉庫店は国内35店舗目になります。

　敷地内のガソリンスタンドは6月下旬から先行営業しています。ガソリンスタンドや店舗利用には会員になる必要があり、内覧会のあった16日も多くの人たちが早割入会手続きに訪れていました。　「エグゼクティブメンバーになった」と楽しそうに話す同僚にばったり会いました。他にも周囲に会員になった人が結構います。商品を大容量で提供してコストを抑える販売スタイルが沖縄県民の関心を呼んでいるのかもしれません。

　運営するコストコホールセールジャパン（千葉県）のケン・テリオ日本支社長の案内で、いざ店舗内へ。入り口を入って左手にあるエリアはフェンスと呼ばれ、コストコや各メーカーのいちおしの商品が置かれているそうです。巨大なクマや「トイストーリー」の「ロッツォ」のぬいぐるみが出迎えます。迷ったらまずここから見て回るのも手かも。

家電から生鮮食品、眼鏡に補聴器まで

　足を踏み入れた感想は「広い、商品が大きい、天井が高い」。約1万500平方メートルの売り場は、テレビや冷蔵庫といった家電から加工食品、日用雑貨、酒類、カー用品、眼鏡や補聴器まで約3500アイテムが並びます。商品を陳列する棚の上段は在庫置き場として活用して、経費を削減。今後、災害時に避難所へ水などを提供する協定を南城市を結ぶそうです。

ケン・テリオ日本支社長の一問一答はこちら

　非常用発電機は台風の多い沖縄ならではの品ぞろえ。水中ドローン、物置、バーベキューのコンロ、バスケットボールのリンクまでありました。サイズの大きさも目に付きました。オープン用に仕入れたという48食入りのスープ缶はペンキ缶のようなサイズでした。

　売れ筋はプライベートブランド「KIRKLAND SIGNATURE（カークランド・シグネチャー）」のトイレットペーパー。国内製造にして価格を抑え、柔らかさが好評だとか。プルコギビーフやピザも人気です。　

　開店前なので、この日は生鮮食品や総菜類はありませんでした。国内の店舗は鮮魚コーナーを充実させており、南城倉庫店ではアカジンミーバイ、セミエビ、マクブ、琉球スギなどの県産魚を取り扱うそうです。デリエリアは店舗内の調理場がガラス張りで、作る過程を見せる造りになっています。

　通常の営業時間は午前10時～午後8時。800台以上の駐車スペースがあります。オープン当日の24日は午前8時開店の予定ですが、早まることもあるそうです。周辺道路は渋滞が予想され、出かける方は時間に余裕を持って出発した方が良さそうです。

ゆいレール県庁前駅　拡張へ

　次に取り上げるのはゆいレールの話題です。利用者の増加を受け、那覇市と沖縄都市モノレールが県庁前駅の増改築に乗り出すことが分かりました。事業化に向けて本年度中に基本設計に着手します。

　県庁前駅は1日当たりの乗客数が那覇空港駅の次に多く、ホームやエレベーターの混雑が課題となっています。記事中に「美栄橋ー県庁前間が最も混雑する」とありますが、平日朝ラッシュ時の那覇空港行き、かなり混んでいます。3両編成の車両が導入されて1年。ただ、利用者も増えており、混雑解消には至っていません。

　生活の足として使う県民と、スーツケースを携えた観光客が乗り合わせるゆいレール。3両車両の増加も検討されているようですが、両者が快適に乗車できるような改善策を望みます。

夏の夜空を彩る流星群

　今週は夏の夜空を彩る「ペルセウス座流星群」が13日未明から明け方にかけて出現のピークを迎えました。国立天文台によると、ペルセウス座流星群は毎年7月17日～8月24日ごろに出現し、冬のしぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並び、三大流星群の一つだそうです。

　ことしは好条件が重なり、美しい天体ショーが見られました。幻想的な写真を見ると、いつかはリアルで体験したいと毎回思っています。

3時間で40個キラリ！ 夏の夜空と湖面に光跡

　きょう17日は旧盆のナカヌヒー、あす18日はウークイです。雨が心配な空模様について気象予報士の崎濱綾子さんが解説しています。

気になる旧盆のお天気、雨対策を忘れずに

　家族や親戚が集まって、仏壇を囲んでにぎやかに過ごす方も多いと思います。ご先祖さま、「ウートートー」。今週のデジ編チョイスはこの辺で。デジタル編集部の大門雅子が担当しました。