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「感激。歩みが伝わるね」喜ぶ駄菓子店主 創業65周年で孫15人がサプライズの記念バッグ製作 客65人に無料で配る 沖縄・名護市

沖縄タイムス+プラス / 2024年8月17日 13時24分

孫たちが作ったマイバッグを手に創業65周年を喜ぶ店主の上間良光さん(左から2人目)と妻の清子さん(同4人目)、長男の肇さん(同3人目)と妻の美奈子さん(左)、次男の林さん=5日、名護市大南の上間商事

 沖縄県名護市大南にある菓子卸もする駄菓子屋「上間商事(通称おきこやー)」が、創業65周年を記念したオリジナルのマイバッグを製作した。店主の上間良光さん(83)、妻の清子さん(85)を喜ばせようと孫15人が内緒で作った。3千円以上の買い物をした先着65人に無料で配布した。(北部報道部・比嘉海人)

 赤色のマイバッグには上間さん夫婦と創業当時の赤瓦平屋の店舗、現在の店舗のイラストが描かれている。200枚作り、親戚や取引先に配布した。一番に受け取った上間さんは「孫たちが作ってくれるなんて感激。65年の歩みが伝わるね」と満面の笑みを浮かべた。

 バッグの製作を企画し、幼い頃よく店で過ごしたという孫の仲本美穂さん(33)は「祖父は私の友達全員の名前を覚えるくらい人の名前を覚えるのが得意だった。お客さんに家族の一員のように声をかけている姿を見て育った」。同じく孫の吉元ホノカさん(35)は、孫15人のうち5人が教員になったとし「祖父母を見てみんな人好きになったのかも」と笑った。

 5日は開店の午前9時から客足が伸び、正午過ぎまでに6枚のマイバッグが出た。スーパーボールが当たる抽選くじで1等の数字をこの日限定で65番に変えると、ひ孫が引き当てる“ミラクル”も。

 清子さんは「次男をおぶって店を1人で見た時期もあった。われながら頑張ったなぁ」と笑った。

 店は現在、長男の肇さん(64)と妻の美奈子さん(65)夫婦、次男の林さん(52)と5人で切り盛りする。

 肇さんは「ここにしかない雰囲気があり、来た子どもはみんな笑顔になる。両親が築いてきた地域の駄菓子屋を引き継いでいきたい」と語った。

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