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「ヒナのくちばしが見えた」と興奮 「火の鳥」2羽の巣立ちを見守る カラスに襲われず無事に森へ 沖縄・名護市

沖縄タイムス+プラス / 2024年8月17日 15時20分

近所の庭を歩くヒナ

 沖縄県名護市川上の平道夫さん(73)が巣立ったばかりのリュウキュウアカショウビン(カワセミ科)のヒナ2羽を撮影し、地域で話題になっている。(玉城学通信員)

 リュウキュウアカショウビンは「キョロロロ」の鳴き声と真っ赤な体、大きなくちばしが特徴の夏鳥。ヒナの写真は珍しいという。

 平さんは7月24日、自宅前の空き地にあるクスノキの高さ約4メートルの枝に丸い巣穴を発見した。「親鳥の鳴き声は知っていた。巣から1羽のヒナのくちばしが見えた」と興奮気味に話す。

 親鳥が餌を運ぶ様子には遭遇できなかったが、ヒナの巣立ちが近いと感じ、この日の夕方から撮影を開始。28日の朝、巣穴から出たヒナを発見し、シャッターを切った。巣穴を出たヒナは約20メートル先にある路地のブロック塀に止まった。

 平さんはクスノキに耳を当て、鳴き声などからもう1羽がいることを確認。翌朝、巣から出て、地面すれすれに飛び、約30メートル離れた新里光雄さん(77)宅の玄関前にいる姿を発見した。ヒナはその後、草むらの中に入っていったという。

 平さんは「カラスに食べられるより逃げるが勝ち。無事に巣立ちして何より」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 新里さんは「ヒナが私の家の庭に来ていたことは知らなかった。無事森に逃げて何より。大きくなったら良いさえずりを聞かせてくれるでしょう」と期待した。

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