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娘のおやつにと焼き始めて評判に シンプル素材の優しい甘さ 長年培った感覚が生む、もちもちしっとりのシフォン

沖縄タイムス+プラス / 2024年8月23日 8時8分

左からココアマーブルの純生クリームサンド(400円)とプレーン(300円)

[胃心地いいね](791)シホンやさん 名護市宮里7-16-3

 【名護】名護市宮里の住宅街に「シホンやさん」と優しい字体の看板を掲げた店がある。オーナーの堀口慶子さん(43)が幼かった娘に焼き始めて10年以上、試行錯誤を続けたシフォンケーキが並ぶ。食べるとふわふわの食感と柔らかい甘さが口に広がり、思わず笑顔になる。

 「シンプルな材料で作れて食べやすいおやつを娘にあげたい」と焼き始めたシフォンを友人にお裾分けすると、評判を呼んだ。「食べたいからまた焼いて」に応えていくうちに反響が広がり、リクエストが途絶えなくなった。理想の口当たりを目指して研究を重ね、2021年11月にお店をオープンした。

 使う素材は国産小麦粉、卵、きび砂糖、米油とシンプル。牛乳の代わりに豆乳を使うことでもちもちしっとりの食感を生んだ。「うちのシフォンは水分が多いのが特徴」と堀口さん。多過ぎると自重でつぶれたり、膨らまなかったりするが、長年培った「目」と「手の感覚」で焼く前のメレンゲを理想の状態に仕上げる。

 「プレーン」「ココアチョコ」の他、「アールグレイ」「焦がしほうじ茶」「塩キャラメル」など、興味がそそられるシフォン(300円)が並ぶ。

 中にクリームを詰め込んだ「純生クリームサンド」(400円~)や、季節によって市内で採れたマンゴーやイチゴをのせたフルーツサンドも好評。お客さんから「子育てで大変だけど、ご褒美としてここのシフォンを食べる時間が癒やし」と言われるのもうなずける。

 娘への愛情から生まれたシフォンケーキを求め、中南部や県外からもお客さんが訪れるようになった。「自分がおいしいと思えるシフォンで、お客さんに喜んでもらえるのが本当にうれしい」とほほ笑んだ。

(北部報道部・松田駿太)

 【お店データ】毎週水木金土曜日の正午から午後6時まで営業(売り切れ次第終了)。駐車場は店前と裏側に1台ずつ。電話090(6868)5587。インスタグラムはこちらから

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