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台風が相次いで発生 周辺より気圧の低い「モンスーンジャイア」の影響も

沖縄タイムス+プラス / 2024年8月23日 17時0分

 

雲の渦が発生しやすく

 今年は7月までの台風の発生は4個でしたが、8月に入って、台風6号から台風8号まで連続して発生しています。背景として、「モンスーンジャイア」という周辺よりも気圧の低い部分があります。

 ここでは反時計回りの循環で、台風の卵となる雲の渦が発生しやすくなっています。インド洋付近から流れ込む南西風や、太平洋高気圧の周辺を回る風が流れ込んでいます。

 今後発生する熱帯低気圧の動きによっては沖縄付近に影響を及ぼす可能性もありますので、動向に注意が必要です。

29日ごろから かなりの高温予想

 最新の熱中症による救急搬送人員(消防庁調べ)では、8月12日(月)~8月18(日)の週は57人でした。旧盆明けから猛暑日となった地点はありません。この週は那覇で、北寄りの風が卓越して吹いていました。

 8月22日(木)に「高温に関する早期天候情報(沖縄地方)」が沖縄気象台から発表されました。この先、沖縄地方は暖かい空気に覆われやすいため29日(木)ごろからかなりの高温になる予想として注意を呼びかけています。
(かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差+0.8℃以上)

大きな天気の崩れはなさそう

 9月8日(日)にかけての那覇の天気と気温の予想を見てみますと、現時点の予想では、大きな天気の崩れはなさそうです。最低気温は28℃前後、最高気温はこの時期としてはやや高く33℃前後の予想です。気温の高い状態が続く予想です。外での過ごし方を工夫したり、部屋の温度設定を確認したりするなど熱中症への対策をお願いします。

紫外線対策も忘れずに

 8月24日(土)は、高気圧に覆われる宮古島地方、石垣島地方では晴れる時間が長いでしょう。沖縄本島地方や大東島地方では、雲が広がりやすい見込みです。

 25日(日)は、県内各地で晴れる時間が長くなりそうです。名護の最高気温は34℃の予想です。猛暑日に迫る油断できない暑さとなりそうです。帽子や日傘などで紫外線対策も行うことをおすすめします。

崎濱綾子
気象予報士/防災士(株式会社ウェザーマップ)
 沖縄県宜野湾市生まれ。ミスはごろもとして地元の観光大使を務める。RBC琉球放送でラジオ・テレビのリポーター、QAB琉球朝日放送で気象キャスターを担当。2005年に沖縄初の女性気象予報士となる。2005~2016年3月までRBC琉球放送の夕方のニュース番組で月~金曜日の気象キャスターを担当。2016年4月から東京の本社で勤務。Yahoo!ニュース動画出演・記事執筆を担当。Yahoo!ニュースエキスパート。好きな天気現象は、夏至南風(カーチーベー)。

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