チョンダラーが子どもたち誘い一緒に踊る 勇壮な演舞、5万人魅了 うるま市エイサーまつり、9月1日まで

チョンダラーと一緒に観客の前を走る子どもたち＝31日、うるま市安慶名十字路周辺（喜屋武綾菜撮影）

　【うるま】31日に開幕したうるま市エイサーまつり。約5万人（主催者発表）の観客は、夏の終わりの涼しい夜風に吹かれながら、勇壮なエイサーの演舞に見入った。

　10年ぶりに出場した旭区青年会は、チョンダラーが子どもたちを誘い一緒に踊って来場者を楽しませた。中村由紀子さん（43）＝沖縄市＝は「久々の出場なのに会場を盛り上げてすごい。子どもたちも楽しそう」とほほ笑んだ。

　平敷屋エイサーの動きに合わせてパーランクーをたたいていたのは池田裕大ちゃん（4）＝うるま市。父の裕輝さん（33）は元平敷屋青年会で引退後も家族でよく見に行った。裕大ちゃんは平敷屋エイサーの大ファンになり、家でも動画を見て練習をしているという。裕輝さんは「子どもがエイサー好きになってくれてうれしい。後輩の演舞も最高だった」と笑顔を見せた。

　最前列で楽しんだのは豊見城市の末吉美奈子さん（40）。「南部ではなかなか見られない本場のエイサーを見ることができた」と満足げだった。（中部報道部・又吉朝香）