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沖縄の海香る黒糖ラム  瑞穂酒造、OneSpirit、SGグループが共同開発

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月5日 9時47分

「コクトー・デ・レキオ・チュラウミ・スパイスド・ラム」をアピールする瑞穂酒造の玉那覇美佐子社長(中央)と関係者=4日、那覇市のJAおきなわ

 瑞穂酒造(那覇市、玉那覇美佐子社長)と酒類企画販売のOneSpirit(同、仲里彬代表)、国内外で活躍するバーテンダーの後閑(ごかん)信吾氏が代表を務めるSGグループ(東京)は4日、県産黒糖を使用したラムにアーサなど沖縄の海の素材を加えた「コクトー・デ・レキオ・チュラウミ・スパイスド・ラム」を共同開発したと発表した。

 黒糖と泡盛の魅力を世界へ発信する「コクトー・デ・レキオ」プロジェクトの第3弾。保管中に色素劣化で商品価値を失った県産アーサ16キログラムと、ヒレザンショウ、ハマボウフウの三つの植物を抽出、蒸留して香味を付けた。

 那覇市のJAおきなわで会見した後閑氏は「多くのバーテンダーに使ってもらい、沖縄の魅力を伝えたい」と述べた。初年度は千本を生産。アルコール度数43度、500ミリリットルで税込み4950円。OneSpirit、那覇市のバー「エル・レキオ」、指定酒販店で販売する。(政経部・村井規儀)

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