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クルクル巻きの行事菓子をおやつに! クレープのようにキメが細かい油みそ入りの「ポーポー」 あばたがあってキメが粗く黒糖の甘みが素朴な「チンビン」

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月5日 10時12分

写真手前が油みそを巻いた塩気のあるポーポー、奥が黒糖を使ったチンビン

 沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて! 随時動画を追加していきます。

 クレープのようななめらかな薄い生地に油みそが入った「ポーポー」と、厚めの生地で黒糖の甘みが素朴な「チンビン」。中国の影響を受けたクルクル巻きのお菓子で、以前はユッカヌヒー(旧暦の5月4日)に作られていました。今は、おやつとして親しまれています。(松本料理学院学院長・松本嘉代子)

なめらかな薄い生地の中に油みそ 「ポーポー」 

ふわふわ、黒糖の甘みが素朴な 「チンビン」

ポーポー【材料(直径15cm×10枚) 調理時間20分】
・油みそ     
豚肉(Bロース)…50g
サラダ油…適量
白みそ…80g
砂糖…大さじ3~4
ショウガ(みじん切り)…小さじ1
・皮
小麦粉…皮1.1/2カップ
ベーキングパウダー…小さじ1
水…1.1/4~1.1/2カップ
サラダ油…小さじ2
サラダ油…適量

【作り方】

=油みそを作る=

1 豚肉はゆでて細かく切る=写真。

 

2 フライパンに油を熱して1を炒め、白みそと砂糖を加えてつやが出るまで炒め、ショウガを加える=写真。

 

=皮を作る=

1 小麦粉とベーキングパウダーは一緒にふるっておく。

2 ボウルに1の小麦粉を入れ、水を加えて泡だて器で混ぜ、ゆるやかなたねを作る=写真。

 

3 2をあみじゃくしでこしてサラダ油を加える。

4 フライパンに油を少なめに敷き、3のたねを薄めに流し広げる=写真。

 

5 生地が鍋肌から離れてきたら、裏返して、ぬれ布巾の上に取る。 

=仕上げ=

 皮の手前から3分の1のところに、作った油みそを棒状に置いて=写真、手前からクルクル巻いて仕上げる。

 

チンビン【材料(直径22cm×9枚分) 調理時間18分】
小麦粉…250g
ベーキングパウダ…小さじ2
黒砂糖(粉)…150g
水…2カップ
サラダ油…小さじ1
サラダ油…適量

【作り方】

1 黒砂糖は分量の水で煮溶かし、あくをすくい取り、布巾でこして冷ましておく。出来上がりは400mlにはかっておく(あくを丁寧に取るときは、卵白を入れてあくを付着させてすくい取り、布巾でこして冷ます)。

2 小麦粉とベーキングパウダーをふるいにかけてボウルに入れ、1の黒砂糖液を加えてむらの無いように混ぜ、サラダ油を加える。

3 熱したフライパンに多めに油を塗って2を流し入れ、表面にあばたのようにブツブツと穴が開いてきたら=写真、裏返して焼く。

※火加減は中火よりやや弱くして、焦がし過ぎないように注意する。

 

4 手前からクルクル巻く。

 

料理を作ってくれたのはこちら

 

 「松本料理学院」は、1969年に那 覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。

 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。

【問い合わせ】

松本料理学院
沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763

琉球styleまつもと
電話=098-917-2841

ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/

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