役場職員と銀行員名乗り、カード詐取未遂疑い 沖縄署、男女3人を逮捕 沖縄県内で同様の手口が7件発生

　役場職員と銀行員を名乗って沖縄県北谷町の80代女性からキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、沖縄署は6日までに、糸満市の農業の男女3人を詐欺未遂の容疑で逮捕した。署は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

　逮捕されたのは31歳の容疑者、26歳の容疑者、18歳の有職少年。

　署によると8月30日午前11時50分ごろ、役場職員を名乗る男から被害女性に「保険料を多く払い過ぎているので、払い戻しがある」とうその電話があった。

　その後、銀行員を名乗る男から電話で「キャッシュカードが古くて使えない。回収して新しいのに替える」などと言われた。その後、男は自宅にカードを回収しに来たが女性が不審に思い、「娘に確認しようね」と言うと現場から逃走。被害はなかった。

　県内では8月27日から今月5日の10日間で、同様の手口による預貯金詐欺が未遂も含めて、少なくとも7件発生している。署は関連の有無も含めて捜査している。