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「挙式を諦めていたけれど…一生の思い出になった」新郎新婦が感謝 高校生が本物の披露宴を運営 音楽からテーブルクロスまで工夫

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月9日 6時49分

「ブライダル実習」の披露宴で高江洲義尚さん(左)ときよ子さん(奥)を案内する浦添商業高校の東彩葉さん(手前)=8月24日、浦添商業高校

 沖縄県立浦添商業高校・国際観光科の3年生60人が企画運営する結婚披露宴が8月24日、同校の観光マネジメント室で開かれた。生徒たちが約3カ月かけて準備を重ね、披露宴の司会や音響、ウエーター、ムービー作成などを担当した。沖縄市に住む新郎の高江洲義尚さん(44)と新婦のきよ子さん(41)は「一生の思い出になった。機会を頂けてありがたい」と満面の笑みを浮かべた。(社会部・垣花きらら)

 同校では約15年前から「ブライダル実習」として模擬ブライダルや実際の結婚式を企画している。今回は、新郎新婦の友人で同校の卒業アルバムの撮影を担当している吉田沙弥華さん(40)が、高江洲さん夫妻を紹介したことから披露宴が決まった。

 生徒たちは6月から高江洲さん夫妻と打ち合わせを開始。新婦が好きだというミスターチルドレンの曲をメインに使い、雰囲気に統一感が出るようテーブルクロスや風船、飾りなどに工夫を凝らした。

 披露宴には親戚や友人など約30人を招待。高江洲さん夫妻が生徒に先導されながら長女の碧伽(あおか)ちゃん(5カ月)と共に入場すると、客席から大きな拍手が送られた。

 企画のリーダーを務めた東彩葉(あやは)さん(18)は「一生に一度の式なので、責任感を持って進めてきた。反省点もあるが、無事に終えることができて安心している」と頬を緩めた。

 きよ子さんは「式を挙げることを諦めていたので、学生たちに素晴らしい披露宴を用意してもらえて本当にありがたい」と語った。

 同校の大村由美子教諭は「実際の披露宴を企画運営することで主体的に行動し、深い学びになったと思う。新郎新婦に感謝している」と話した。

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