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赤瓜に豚だしのうまみが染みる炒め煮「モーウイイリチー」 のどごし良く、暑い日にぴったり

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月12日 9時55分

 沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて! 随時動画を追加していきます。

 モーウイ(赤瓜・赤毛瓜)は沖縄の夏野菜。アカウイとも言います。味は淡泊でクセがなく、水分豊富で低カロリー。炒め煮する際のポイントは、艶良く透明感が出るまで煮込むこと。モーウイに豚だしが染み込み、のどごし良くいただけます。(松本料理学院講師・名嘉裕子)

モーウイ イリチー

 

【材料(5人分) 調理目安時間30分】


モーウイ…1.2kg
サラダ油…大さじ2~3
豚三枚肉(ゆで)…80g
かつおだし・豚だし…合わせて1カップ~※かつおだしだけでもよい
塩…小さじ1
しょうゆ…少量

【作り方】

1  モーウイを洗って、縦に2つ割りにして皮と種を除き=写真①、厚さ5ミリ~1センチに切る=写真②。

2 ゆでた豚三枚肉を短冊に切る。

3 鍋にサラダ油を熱し、豚三枚肉を入れて脂がジリジリと出てきたら、モーウイを入れて強火で炒める。全体に油がまわったら、だしを鍋肌から加える=写真。

 

4 途中で煮減りしたら数回に分けてだしを鍋肌から加える。

5 モーウイが軟らかくなったら塩としょうゆを加え=写真=味が浸透するまで煮込む。

 

料理を作ってくれたのはこちら

 

 「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。

 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。

【問い合わせ】

松本料理学院
沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763

琉球styleまつもと
電話=098-917-2841

ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/

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