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銀行員を名乗る男に、残高や家族構成を聞かれた80代女性 「詐欺だ」ピンと来た行員、水際で被害防ぐ 沖縄市

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月15日 12時44分

沖縄署から贈られた感謝状を手にする沖縄海邦銀行コザ・諸見支店の(前列左から)名嘉紫乃さん、久保田康支店長、當山正美さん=10日、沖縄署

 銀行員らを名乗りキャッシュカードをだまし取ろうとする特殊詐欺を未然に防いだとして、沖縄署は10日、沖縄海邦銀行コザ・諸見支店(久保田康支店長)と同支店の當山正美さん(50)、名嘉紫乃さん(36)に感謝状を贈呈した。

 當山さんと名嘉さんは8月29日、顧客の80代女性から電話で「銀行員を名乗る者からキャッシュカードが使えなくなるとの連絡があった」と相談を受けた。女性は銀行員を名乗る男から通帳の残高や家族構成、家族が在宅かどうかなどを聞かれ不審に思い、同支店に相談したという。相談を受けた2人はすぐに詐欺を疑い、カードを渡してはいけないことや警察へ通報することなどを伝え、女性は被害に遭わなかった。

 同支店では、久保田支店長(43)が毎朝新聞を読み、詐欺に関する記事をコピーして行員に回覧している。その日の新聞でも、相談内容と同様の手口の記事を読み、詐欺であることに気づいたという。

 久保田支店長は「今後も安心安全な金融サービスを提供しながら金融犯罪の防止に努めていきたい」と語った。當山さんは「これからも感度を持って顧客に対応していきたい」と話した。名嘉さんは「信頼され、相談しやすい銀行を目指していきたい」と意欲を語った。

 金城重成署長は「迅速かつ丁寧な対応で詐欺被害を未然に防いだ。詐欺事案はまだ多く発生している。今後も協力をお願いしたい」と感謝を伝えた。(社会部・玉那覇長輝)

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