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イカ墨を使った沖縄風やわらか雑炊「クリジューシー」 コク深く風味豊か 産後の「食べる薬」にも

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月19日 10時7分

 沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて!

 イカ墨は、沖縄ではなじみの深い食材。イカ墨を使った雑炊「クリジューシー」は、産後に老廃物を出すための薬として、昔から食されてきました。イカを軟らかく仕上げるコツは、じっくり煮ること。うま味たっぷりの深いコクと豊かな風味をめし上がれ。(松本料理学院学院長・松本嘉代子)

クリジューシー

 

【材料】
米…1カップ
かつおだし…8カップ


ンジャナバー…150g(ニガナ、和名ホソバワダン)
イカ…150g
塩…小さじ1
イカの墨…大さじ1.1/2

作り方

1 米は炊く30分前に洗ってザルに上げる。

2 イカは墨の袋を破らないように取り出す=図A・B。胴は外側の薄皮をむいて短冊に切る=図C。目と目の間に包丁を入れ、口(歯)を取り出して足を5センチ長さ程度に切る。

 

 

 

 

3 ンジャナバーはざく切りにする。

4 深鍋に米、かつおだし、ンジャナバー、イカの順に入れてゆっくり時間をかけて炊く。

※沸騰したら火を中火に落とす。

5 ④に濃度が出てきたら、塩・イカの墨を加え、ひと煮立ちさせて仕上げる。

※イカの墨は少しずつ混ぜ入れ、好みで調節する=写真。

 

 

※混ぜるときは鍋底からそっと全体を回す。

※ンジャナバーの代用にカンダバー(葉カズラ)、ハンダマ(スイゼンジナ)でもいい。

※イカは中途半場に煮ると硬くなるので、長い時間をかけて煮る。

料理を作ってくれたのはこちら

 

 「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。

 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。

【問い合わせ】

松本料理学院
沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763

琉球styleまつもと
電話=098-917-2841

ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/

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