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ルーを使わずスパイスを調合 10年かけ100店以上食べ歩いて完成させた、心と体に優しい創作カレー

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月20日 7時54分

ココナッツチキン(右側)とポークビンダルーの2種類あいがけ盛り

[胃心地いいね](795)ナカラマサラ 名護市大南2丁目4の12の1階

 カレールーを使わず、クミンやターメリック、コリアンダーなどの複数の香辛料を調合して作る「スパイスカレー」の専門店。5年前に長野県から移住した店主の塩月孝太郎さん(49)が名護市役所北口バス停近くの民家を改装し、昨年11月にオープンした。「やんばるの農林水産物を使って、ここでしか味わえない創作カレーを生み出していきたい」とアピールする。

 ソースは5種類。定番は「ココナッツチキン」と、ブレンドした酢で豚肉を煮込んだ「ポークビンダルー」の二つ。この他、煮込んだ豆をベースに季節の野菜を入れたソースなど3種類を用意している。

 ソースの1種盛りは1100円、2種類あいがけは1300円。いずれもライスと4種類の副菜を1枚の皿に盛りつけてあり、スープも付く。今月の副菜は、スパイスを使ったニンジン炒め、紫キャベツのマリネ、大根の漬物、水菜のココナッツサラダ。食材の仕入れ状況によって、不定期に変更する。

 店の料理はうま味調味料を一切使っていない。塩月さんは「スパイスによっては胃腸を整え、リラックス効果も期待できる。心と体に優しいカレーを極めたい」と話す。

 カレー以外は「スパイスゆで卵」(150円)、インドの総菜「ワダ」(150円)もある。ドリンクはマサラチャイ(400円)、ラッシー(400円)などをそろえている。

 カレー好きが高じて店を開いた塩月さん。10年かけて100店以上食べ歩き、独学で味を完成させた。「スパイスの組み合わせ次第で自分流の味ができる。より多くの人に、カレーを作る楽しみを伝えたい」。教室を毎月2回開き、調理愛好家の輪も広げている。

(北部報道部・下地広也)=金曜日掲載

 【お店データ】営業時間は午前11時30分~午後4時。駐車場なし。営業日はインスタグラムで確認できる。

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