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IMALUさん「たくさん人が来ればいいわけではない」 奄美大島の自宅は観光スポットに 沖縄の知事に語った、バランスの難しさ

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月23日 7時16分

SDGsと観光について語り合う玉城デニー知事(左)とIMALUさん=21日、北谷町美浜・イオン北谷店

 国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の推進イベント「ハッピー・アース・フェスタ2024」(主催・同実行委員会)が21日、沖縄県北谷町美浜のイオン北谷店であり、玉城デニー知事とタレントのIMALUさんが「沖縄観光の幸せな未来を考える~サステナブルツーリズムとは~」をテーマにトークショーを行った。IMALUさんは鹿児島県・奄美大島での生活を紹介しながら「自分のできる範囲でSDGsに取り組めば、きっといい未来につながる」と呼びかけた。

 2年前から奄美大島と東京の2拠点で生活しているIMALUさんは「奄美では地元の人たちに溶け込み、集落の集まりにも参加している。私の家はある意味観光スポットになっているが、近所の人が私を気にかけ、守ってくれている」と紹介。奄美大島の観光については「島に人がたくさん来ればいいわけでない。私がSNSで奄美の魅力を発信したとしても、それが住民の幸せにつながるわけではない。環境とビジネスの問題など、いろいろなところでバランスが難しいと考えている」と話した。

 玉城知事は沖縄の実情に合ったSDGsの取り組みを全県的に進めるため、積極的な企業・団体を公募で登録する「おきなわSDGsパートナー」について説明。「社会と経済と環境がバランス良く成り立つことが大事。自分で何ができるかを考え、それを楽しみながら仲間を増やすことも大事。みんなが自分ごととして考えることが沖縄の豊かな環境を守ることにつながる」と述べた。

(中部報道部・吉川毅)

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