「美しい田園風景を想起させるショコラ」 沖縄・金武町のお土産品に太鼓判 県知事賞を町長に報告

仲間一金武町長（左）に報告する水本千恵さん＝13日、町役場

　【金武】沖縄県商工会連合会の「特産品コンテスト」食品の部で最優秀賞（県知事賞）に輝いたアスボステイホテル（金武町）の竹野義嗣支配人らが13日、町役場を訪れ、仲間一町長に受賞を報告した。受賞商品のチョコレート菓子「KIN　オキナワセレクション」を試食した仲間町長は「甘さ控えめで大人向けの味。ブランド力を高め、金武町のお土産品として定着させてほしい」と述べた。町特産品が同コンテストで最優秀賞を受けるのは初めて。

　同ホテルのショコラティエ水本千恵さんが、約半年かけて完成させた商品で、鮮やかなデザインと加工技術の高さが評価された。水本さんは「金武町の美しい田園風景などを想起させるショコラを目指した。一粒一粒を見て楽しみ、じっくり味わってほしい」とアピールした。

　材料は町産品の泡盛、豆腐よう、マンゴー、島バナナ、ブラジル原産の果実ジャボチカバの五つ。それぞれをチョコで包み、菓子職人が手作業で色彩を施している。旬の食材を使用するため期間限定品で1箱5粒入り2530円（税込み）。

　同ホテルのレストランのデザートでの提供のほか、土産品として販売。那覇市の奥武山公園で10月25～27日に開催される「沖縄の産業まつり」の商工会特産品フェアありんくりん市でも展示販売する。（北部報道部・下地広也）