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那覇市久茂地の街に「本との出合いの場」 10月5.6日古書店・出版社が即売会

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月24日 14時0分

10月5、6日に開催する「久茂地ブックスクエア」への来場を呼びかける渡慶次美帆さん=20日、那覇市久茂地のタイムスビル

タイムスビル1階に2日間オープン

 県内の古書店と出版社が集まり本を販売するイベント「久茂地ブックスクエア」(主催・全沖縄古書籍商組合、沖縄タイムス社、協賛・いしだ文栄堂、大城書店、HMV&BOOKS OKINAWA)が10月5、6日、那覇市久茂地のタイムスビル1階で開かれる。個性豊かな店主たちが選んだ本が並ぶ古書店と、沖縄県産本を生み出す出版社、新刊書店が協力し、本との出合いの場を街の中につくり出す。

 古書籍商組合は毎年秋、今年5月末で閉店したリブロリウボウブックセンターでイベントを開いてきた。今回のイベントを企画した「くじらブックス」店主の渡慶次美帆さんは「久茂地からリブロがなくなって、書店がどれだけ地域を下支えしているかを実感した」という。

 日本出版インフラセンターの統計によると、県内の書店は2024年6月現在86軒。10年前の117軒から31軒減った。書店の減少は、県内書店を主な取引先としている県内出版社にとっても、売り上げ減少の要因だ。渡慶次さんは「地元の出版社が地元の読者に向けて作った本を、地元の書店が販売して古書店で買い取られ、新たな読者の手に渡る。いずれが欠けても成り立たない」と話す。

 書店がなくなった久茂地に本と出合う場をつくりたい。古書店だけではなく、出版社、新刊書店、そして読者が一緒になって沖縄の出版文化を盛り上げたいという思いが、「久茂地ブックスクエア」開催につながった。

 渡慶次さんは「地元に根付く書店や出版社が、日頃どのように活動しているか。読者の皆さまに楽しみながら知っていただきたい」と来場を呼びかけた。

著者が出版記念トークイベント

 開場は午前10時~午後5時。出版記念トークイベントとして、5日午後1時から「沖縄レトロマッチの世界」(ボーダーインク、出演・ぎすじみちさん、喜納えりかさん)、6日午後3時から「さきがけ!歴男塾」(沖縄タイムス社、出演・賀数仁然さん)がある。沖縄出版協会と古書籍商組合は購入者先着でプレゼントを用意している。

 出店者は次の通り。【古書店】榕樹書林、BOOKSじのん、小雨堂、古書ラテラ舎、本と商い ある日、(5日のみ)、ブックパーラー砂辺書架(6日のみ)、波止場書房、山ブックス、くじらブックス【出版社】ボーダーインク、Photobooks on the Road、沖縄出版協会(5日のみ)、沖縄タイムス社

 問い合わせは沖縄タイムス出版コンテンツ部、電話098(860)3591。
 

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