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「もったいない」解決を Kagusuki [SDGs取り組み紹介][AD]

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月25日 16時1分

最短1日からレンタルできる家具家電で「捨てない、持たない」循環型社会を目指す副島修平社長=那覇市・Kagusuki

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現には企業の在り方も重要だ。制定から10年目、企業の間にはある気付きが生まれている。「SDGsって、日々業務で取り組んでいることの中にあるのでは」。17の項目は日ごろの企業の在り方を「持続可能な社会づくり」という切り口で捉え直す、深めるためのものさしに過ぎないと。自らの足元を深く掘り、企業価値を再確認し、地域社会と共に成長していく経営を目指すことでSDGsに取り組む県内企業の姿と展望を紹介する。各社の取り組みは多数の項目に関連していることから、紙幅の都合もあり、各記事ごとに項目マークは付けない形をとった。(企画・制作 沖縄タイムス社営業局)

 Kagusuki(那覇市、副島修平代表)は、家具・家電のリース・レンタル事業の「レンタくん」を通して、地球環境に優しい暮らし方を提案している。目指すのは購入を前提とした消費モデルから脱却し、家電製品を利用者間で循環させることで廃棄を減らす「循環型社会の実現」だ。 急な引っ越しなどで冷蔵庫や洗濯機など、まだ使える家電・家具を処分しなければならない場面がある。副島代表もサラリーマン時代、転勤の度にこうした経験を繰り返した。2017年、オリジナル家具の企画販売を手がけるKagusukiを設立。新型コロナ拡大で受注が停止した時期、「もったいないと感じていた課題解決に取り組める機会」と、20年に「レンタくん」をスタートさせた。

家電・家具の循環 笑顔の輪

 「レンタくん」は廃棄物の減少や環境負荷の軽減を目指したサービス。家具や家電を1日~最長4年、レンタルできる。製品に不具合が出た時には、パーツだけ交換できる仕組みも構築し、無駄な廃棄を少しでも減らす。商品の一例として、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジの3点セットを月額1500円から借し出すサブスクリプションサービス(サブスク)もある。

 環境負荷を減らすだけではない。SDGsの「誰1人取り残さない」という理念実現のため、レンタルとして使用した中古品を修理、メンテナンスした上で、困窮家庭や児童養護施設に無償で寄付している。今後、経済基盤がないまま施設を出なければならない退所者の生活支援としても活用してもらいたい考えだ。

 サービス開始から注文数は1千件を超えた。知名度はまだ低いが副島代表は「多くの人に使ってもらい製品が循環することで、環境保全や支援の輪が広がる」と前を向く。「事業を通して、沖縄に住む人の生活を豊かにしたい。家電や家具の循環を通して笑顔の輪を広げ、沖縄を魅力的にしていければ」と語った。

【業務内容】家電・家具のレンタル
【住所】 那覇市曙2-25-16

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