働きがい 好循環の力に ざまみダンボール [SDGs取り組み紹介][AD]
沖縄タイムス+プラス / 2024年9月25日 16時1分
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現には企業の在り方も重要だ。制定から10年目、企業の間にはある気付きが生まれている。「SDGsって、日々業務で取り組んでいることの中にあるのでは」。17の項目は日ごろの企業の在り方を「持続可能な社会づくり」という切り口で捉え直す、深めるためのものさしに過ぎないと。自らの足元を深く掘り、企業価値を再確認し、地域社会と共に成長していく経営を目指すことでSDGsに取り組む県内企業の姿と展望を紹介する。各社の取り組みは多数の項目に関連していることから、紙幅の都合もあり、各記事ごとに項目マークは付けない形をとった。(企画・制作 沖縄タイムス社営業局)
「お客様が必要なときに、必要な商品を、適正な価格で提供する」。ざまみダンボール(糸満市・座間味一朗社長)の経営理念の最初の文言だ。顧客の要求事項に応え顧客満足度を上げることで利益をいただき、それを地域の発展や社員へ還元しながら企業として成長していくという好循環を目指す。
その実現に向けた取り組みの一つが、社員の働きがいづくりだ。賃金については「すべての仕事は重要である」との考えから、それに携わる社員の賃金は、性別、学歴、職歴、体質(障がいなどの有無)、年齢による賃金格差のない基準賃金(初任給)を設定。潜在能力ではなく顕在化されている能力で賃金テーブルを作成することにより、公平・公正に評価された賃金制度を策定中だ。
さらに働きがいのある職場にするためには社員、一人一人の生活諸事情(子育て、介護、豊かな人生など)も考慮しなくてはならない。同社では休暇制度(年次有給、育児、介護など)については必要なときにタイムリー、かつ有効に活用できるよう、同僚の協力を得て仕事に支障がない場合は1時間単位での取得ができ、後日手続きが取れるように制度を整備。また残業時間の抑制なども図ることで、仕事と生活の調和が取れ、人生が豊かになるようにしている。
持続可能性 凡事徹底から
時代や環境が変化していく中で、企業理念の実現にどう取り組むか、方法は変わるかもしれない。ただ、社是として「進んで物事をする心(進取)」「周囲を重んじる心(礼節)」「社会に感謝し貢献する心(奉仕)」を掲げ、スローガンに「凡事徹底(当たり前のことを当たり前にする)」という行動指針のもと全社一丸となって行う活動の結果、SDGs8の「働きがいも経済成長も」につながると考えている。
【業務内容】段ボール箱製造販売、紙・文具・事務用品販売
【住所】糸満市西崎町4-7
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