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県内廃棄おから猫砂に アース・ペット [SDGs取り組み紹介][AD]

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月25日 16時3分

西原町に工場を構え、廃棄予定の県産おからを主原料とした猫砂「Oh!カラッさー」を生産している(同社提供)

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現には企業の在り方も重要だ。制定から10年目、企業の間にはある気付きが生まれている。「SDGsって、日々業務で取り組んでいることの中にあるのでは」。17の項目は日ごろの企業の在り方を「持続可能な社会づくり」という切り口で捉え直す、深めるためのものさしに過ぎないと。自らの足元を深く掘り、企業価値を再確認し、地域社会と共に成長していく経営を目指すことでSDGsに取り組む県内企業の姿と展望を紹介する。各社の取り組みは多数の項目に関連していることから、紙幅の都合もあり、各記事ごとに項目マークは付けない形をとった。(企画・制作 沖縄タイムス社営業局)

沖縄に工場 地産地消推進

 アース製薬グループのアース・ペット(東京都、長田俊之社長)は、豆腐などの製造過程で廃棄されていたおからを使い、県内で猫砂「Oh!カラッさー」の製造を手がけている。「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」という経営理念の実現に向け、地産地消を推進する。

 商品開発のきっかけは、付き合いのあった金秀商事(西原町)からの相談だった。県内のおからの廃棄量は、全国の約8%にあたる年間2400トンに上る。

 金秀商事とまえさと(西原町)から提供してもらうことで県内の廃棄量の8~9割を削減することができる。自社のリソースを生かしながら、おからのアップサイクルを図ることが、経営理念の実現の一歩につながると考えた。

 おからは植物由来のため、オーナーや猫にとっても安心・安全に使える。燃やせるごみに出せるため処理が手軽なことも特徴だ。また、尿の臭いの元となるアンモニアの吸収率は高く、化学薬品が使われた木製や鉱物系原料にも劣らないとの結果が確認できた。

 すでに県内約230店舗で販売されている。一方で、県内での会社としての知名度向上や、商品を切り替えてもらう難しさはある。

 ただ、経営統括本部経営企画室の山口涼二マネージャーは「おからの消臭力の高さや地産地消という意義を広めていきたい」と力を込める。

 今後、さんぴん茶の茶がらを使った猫砂の開発といった構想もある。自社のリソースを生かし、環境に配慮しながらペットと人の豊かな暮らしに役立つ商品かどうかが判断軸になる。山口マネージャーは「お客さまの声を聞きながら、各企業とも連携し、ペットと人の豊かな暮らしに役立つような商品開発、販売に取り組んでいきたい」と話した。

【業務内容】ペット用品などの製造販売
【住所】東京都港区新橋4-11-1 2階

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