1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

化学への興味育てたい オカノ [SDGs取り組み紹介][AD]

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月25日 16時2分

日常業務に取り組むオカノの若手社員ら=那覇市・オカノ

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現には企業の在り方も重要だ。制定から10年目、企業の間にはある気付きが生まれている。「SDGsって、日々業務で取り組んでいることの中にあるのでは」。17の項目は日ごろの企業の在り方を「持続可能な社会づくり」という切り口で捉え直す、深めるためのものさしに過ぎないと。自らの足元を深く掘り、企業価値を再確認し、地域社会と共に成長していく経営を目指すことでSDGsに取り組む県内企業の姿と展望を紹介する。各社の取り組みは多数の項目に関連していることから、紙幅の都合もあり、各記事ごとに項目マークは付けない形をとった。(企画・制作 沖縄タイムス社営業局)

 高圧ガスの販売などを手がけるオカノ(那覇市、與儀盛輝社長)。本社のある一帯の地名「岡野」から社名をとったこともあり「地域に支えられてきた」という思いは強く、地域の未来をつくる子どもたちに高圧ガスなどの化学の世界に関心を持ってほしいと、体験機会の提供に力を入れる。

 夏休みには子どもの自由研究に関するイベントを活用し、同社の強みである化学の知識や技術を生かした実験を披露。子どもたちにとっては普段見ることのできない化学現象を身近に感じられる機会になり、社員にとっては業務への誇りややりがいにつながっているという。浦崎隼人取締役は「子どもたちが化学に興味を持つことで、将来的に関連分野で活躍する人材を増やしたい」と話す。近年子どもの貧困問題解決に向けた寄付や食料品の寄贈なども展開している。

高圧ガスで医療にも貢献

 同社が使命に掲げるのは「沖縄の人を 街を 産業を支え、安心安全快適を届けること」。本業の高圧ガスの分野でも、社会課題解決に向けた挑戦を続けており、2021年の新型コロナウイルス第5波の際は、入院待機所での酸素供給システムを全国で初めて開発、稼働させた。台風や地震などの自然災害時においても医療用酸素の安定供給は絶対である。平常時からBCP(災害時の事業継続計画)を周到に準備することが重要であり、前年夏から開発に着手。従来使われていた濃縮型酸素ではなく液体酸素を使用することで、緊急時に迅速かつ効率的な酸素供給を実現できるシステムは、台風や災害時にも生かせると期待する。

 社内での取り組みとしては女性の積極的採用や育成ほか、障がいのある人を法定雇用率以上に採用するなど、誰もが働きやすい環境整備を進める。浦崎取締役は「環境や教育、技術の部分でも私たちにできることを使命としてやっていきたい」と力を込めた。

【業務内容】高圧ガス販売・設備工事
【住所】那覇市安謝1-23-8

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください