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「若者に発信できると急いだが…勇み足だった」沖縄・浦添市長、ずさんさ認め減給 ハラスメント批判のTikTok動画巡り再発防止策

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月26日 6時12分

(資料写真)TikTokの浦添市公式アカウント終了を動画で報告する、松本哲治市長=昨年10月

 【浦添】不適切な表現や差別的、ハラスメントに当たると指摘され、一部が非公開になった沖縄県浦添市の「TikTok(ティックトック)」動画を巡り、市は25日、市議会の市政運営に関する調査特別委員会(又吉正信委員長)で再発防止策を盛り込んだ報告書を提示した。年度途中で急きょ事業化したことで十分な議論もなく「場当たり的な事業執行となった」と認めた。

 一般公募を原則とする業者選定で、特定の者を選んで随意契約を行っていたこと、市の規定に基づかず「スピード感を重視」した結果、調整から意思決定までを関係者のグループライン上で行っていた決裁処理などの検証結果を列挙。「不適切な事務が多々あった」と報告した。

 再発防止として、11月に市ソーシャルメディア活用ガイドラインの改正を予定し、市長や市職員はジェンダーやハラスメントなどに関する研修を継続的に受講する。松本哲治市長は一連の責任を取って給料を減額する意向を示した。関わった課長級2人と部長級3人を訓告処分とする方針。

 松本市長は「出発点は私の判断ミスだと反省している。若者層に情報発信できると急いだ結果がこんな事態を招いた。勇み足だった」と述べた。給料減額の具体的な内容や時期などは今後最終決定する。

 市の第三者委員会は5月の答申で、当時公開されていた25本のうち「市長が美女とホテルへ」の字幕で始まるホテル紹介動画など4本を「差別的またはハラスメントに該当する」と指摘し、非公開を要望。市は7月に4本を非公開とした。

(浦添西原担当・新垣玲央)

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