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「食材が入ってうれしい」と村民 南北大東村に20日ぶり定期船が入港 野菜やハムなどが売り切れ

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月28日 9時37分

午前中に定期船が入港し商品が補充されたものの、夕方には空になったJAおきなわ北大東支店の野菜コーナー=27日夕(知花薫通信員撮影)

 【南北大東】台風13、14号の影響で延期になっていた沖縄本島と南北大東村を結ぶ定期船が27日、20日ぶりに両村へ入港した。パンや豆腐などは空輸便で入ったが、根菜類や米が品薄状態だった。台風前、最後に定期船が両村へ入港したのが7日。11日に那覇を出港予定だった便はしけで26日まで出港が延びていた。

 27日午前に船が入った北大東村のJAおきなわ北大東支店にはキャベツや大根、ハムなどが運び込まれたが、午後5時ごろにはほとんどなくなった。

 別の商店でニンジンや肉などを買った村民の女性は「生活を彩る食材が入ってうれしいが、新しい台風が本島に向かっているからまた船が欠航しないだろうか」と心配していた。

 南大東村の与儀商店の田仲瑠美子さんは「カレーなど子育て世帯に必要な料理には根菜類が欠かせない。首を長くして入港を待っていた村民も多いだろう」と話した。(南部報道部・国吉聡志)

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