大型の台風18号、猛烈な勢力に 最大瞬間風速は75メートル 沖縄・先島諸島はあすから波が6～7メートルに【1日午前10時05分現在】

台風18号の10月1日正午の進路予想図（気象庁HPから）

　気象庁は1日午前10時5分、台風18号が大型で非常に強い台風から大型で猛烈な台風に変わったと発表した。1日午前9時現在、南シナ海の海上にあり、ゆっくりとした速さで西北西へ進んでいる。中心の気圧は915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートル。南シナ海をゆっくりと北上し、次第に進路を北東に変えて台湾付近に進んだ後、3日から4日ごろに暴風域を伴って沖縄地方に接近する恐れがある。

　沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い波が高く、先島諸島ではしけている。台風接近に伴い波はさらに高まり、先島諸島では2日から4日頃にかけて6～7メートルの大しけとなる見込み。うねりを伴った高波に警戒が必要になる。

　先島諸島では2日、非常に強い風が吹き、3日から4日ごろは最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートルの暴風となる。

　先島諸島では雨も強まる。1日から2日にかけて予想される1時間降水量は多い所で30ミリ、1日正午から2日正午までの24時間では80ミリの雨が降る見込み。沖縄本島地方でも1日正午からの24時間に60ミリの雨が予想されている。2日正午から3日正午までの24時間では沖縄本島地方で80ミリ、先島諸島で120ミリに上る見込みで、台風の発達次第では4日ごろにかけて警報級の大雨となる恐れがある。