勇気ある行動に感謝！ 人命救助で1個人と2団体を表彰 名護市消防

　【名護】人命を救助したとして1個人と2団体が19日、名護市消防表彰を受けた。市役所で同日、市消防本部の照屋貢消防長と渡具知武豊市長から感謝状が贈られた。

　個人で表彰を受けたのはことし6月に同市旭川で冠水して動けなくなった車両から女性を救出した喜屋武大樹さん（40）。喜屋武さんは「仕事中にタイミング良く近くを通り、助けることができて良かった」と振り返った。

　2団体は、昨年12月に市営市場で男性が心肺停止になった際に連携して救助に当たった市営市場の指定管理者・資源活用管理協会と市営市場テナント会。同協会の池間學理事長（75）、同会の山城孝会長（55）が感謝状を受け取った。

　119番通報し、AEDの準備をして人命救助につなげた山城さんは「こういう状況に遭遇するのは初めてだったが、訓練の経験があり慌てず対応することができた」と語った。

　照屋消防長は「人を助けるのは勇気がいる。皆さんの勇気ある行動で命が救われた」と感謝した。（北部報道部・松田駿太）