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「気づくのが遅れたが…平和を発信したい」 沖縄・久米島町、やっと?非核宣言 宣言済みの2村合併後も継承されたと勘違い

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月1日 13時17分

日本非核宣言自治体協議会のホームページ

 【久米島】沖縄県久米島町議会(玉城安雄議長)は30日の9月定例会最終本会議で「町非核・平和の町宣言」を全会一致で可決した。これで県内の全41市町村が非核宣言を実施した。

 同町によると、2002年の合併前の旧具志川村、旧仲里村とも非核宣言をしており、引き継いでいると認識していた。8月に外部の指摘で宣言していないことが分かり、急きょ9月定例会に提案していた。

 非核宣言は「日本非核宣言自治体協議会」(事務局・長崎市)が各自治体への宣言呼びかけや調査研究をしている。同協議会が8月、全国の未宣言121自治体にアンケートを行い、久米島町は現状を認識したという。

 桃原秀雄町長は取材に対し「核を巡る世界情勢が悪化し、当然、宣言はやらないといけない。気づくのが遅れたが、戦争のない未来を願って久米島からも平和を発信したい」と述べた。

 県内では南風原町が1982年3月に初めて非核宣言し、42年目で全自治体に到達した。同協議会によると、全自治体が非核宣言した都道府県は33例目。(南部報道部・新崎哲史)

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