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海保の急患ヘリが接触事故 沖縄・波照間島で一部損傷 搬送が5時間遅れる

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月3日 6時49分

事故があったヘリコプターの機体底面には擦過跡が残っていた(第11管区海上保安本部提供)

 2日午前1時25分ごろ、急患搬送の要請を受けて波照間空港(沖縄県竹富町)に向かった第11管区海上保安本部のヘリコプターが、着陸直前に近くの樹木に接触した。ヘリは主回転翼の先端などを損傷したが、けが人はいなかった。患者の女性(49)は石垣島から派遣した別のヘリで、予定から約5時間遅れの午前7時過ぎ、目的地の同島へ到着した。11管によると容体への影響はなかった。

 海上保安庁が1972年に八重山・宮古島地域の急患搬送を開始して以来、3362件の搬送実績があるが、事故は初めて。

 事故があったのは、那覇航空基地所属の「おきたか1号」(アグスタ式AW139型)。事故当時、海上保安官6人と医師1人が乗っていた。11管によると、羽の損傷の他、機体の底面に擦過跡もあった。事故当時の天候は曇り。風速は6メートルと通常の気象状況で、視界も良好だったという。

 事故があったヘリは2日時点で波照間空港に駐機したままで、11管が事故原因を調べている。

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