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琉球王国時代の王墓「浦添ようどれ」に黒いスプレーで落書き 国指定史跡の浦添城跡内、市職員が通報 沖縄・浦添市仲間

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月4日 8時34分

黒いスプレーで落書きされた琉球王国時代の王墓「浦添ようどれ」=4日午前7時半ごろ、沖縄県浦添市仲間

 3日午後4時50分ごろ、沖縄県浦添市仲間にある国指定史跡の浦添城跡で、市職員から「落書きされている」と110番通報があった。沖縄県警浦添署によると、城跡内にある琉球王国時代の陵墓(王墓)「浦添ようどれ」の西室壁面とアーチ門の内側壁面に、黒いスプレーで落書きされていた。アルファベット文字や○△などの模様が複数描かれていた。文化財保護法違反の疑いで同署が捜査している。

 「浦添ようどれ」は、琉球王国統一前の13世紀に中山王・英祖王(えいそおう)によって築かれた王家の墓で、1620年に尚寧王が改修したとされる。

 沖縄戦で石積みは破壊されたが、市教育委員会が1996年から発掘調査を実施し、2005年に復元された。

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